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[高大連携事業]関東学院高等学校でバイオガスワークショップを開催しました

 2017年7月13日(木),理工学部理工学科化学学系における高大連携事業の取り組みのひとつとして,関東学院高等学校において,NPO法人木野環境の丸谷一耕氏と上田祐未氏および理工学科化学学系の友野和哲講師により,高校1年生の希望者を対象にしたバイオガスワークショップを実施しました。
 本講演では,“バイオガスから日本の未来を考える”をタイトルとして,写真とグラフ,ワークシートを通してバイオガスについてわかりやすく説明することで,数十年後に訪れるであろう(1)地球温暖化問題,(2)ごみ処理問題,(3)人口減少について,高校生に関心をもって貰い,深く学んで欲しいという思いで企画しました。
 当日は,生徒17名はもとより,同校所属の教員もの参加もあり,盛況に行われました。
 また,講演後にはワークショップを開催し,実際に同校の食堂から排出された生ごみを用いて,生徒自らバイオマスの作製キットを準備しました。準備したバイオガスの一部は,2017年7月22日に,宮城県石巻市の総合運動公園(石巻市南境字新小堤18)に設置されている,1964年の東京オリンピックで実際に使われた聖火台の点灯式イベントに使用されます。
 東北大学大学院農学研究科の多田千佳准教授が実行委員長を務める「みんなで聖火の炎をつくろう!」委員会に,本学理工学部の小岩一郎教授,そして,当ワークショップの講師を務めた友野和哲講師も参加しており,東京オリンピックでのバイオメタン聖火実現に向けて協力しています。
 地球温暖化やごみ処理,人口減少といった問題を考慮すると,現在のインフラは大転換を行う必要があり,今後,バイオマスはますます注目されることになります。
 今回のワークショップが,これからの未来を担う高校生に対して,課題解決に向けて考察を深めて貰うきっかけになることを願っています。



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