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CLASS
講義

医薬品や化粧品の設計について学びます。例えば、止血剤として日本で開発された医薬品「トラネキサム酸」は、現在、化粧品の美白成分として使用されています。生体内でどのように作用するのかを説明しながら、化合物の生成に用いられる化学反応について考えます。
実験

DNA、タンパク質、脂質といった生物の主要成分を細胞から抽出し、それらの精製や様々な機器を使った分析を実践していただきます。この実習を行うことで、生化学の基本技術を身につけられるようなプログラムを設定しています。
カリキュラム全体は横スクロールで確認できます
2026年度カリキュラム(予定)

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実践力と
応用力を持つ
社会人を養成する

生命科学コースでは、食品、医療、製薬関連メーカーへの就職を希望する学生が多く、これをサポートするための、様々な取り組みが行われています。就職への実践力を身につけるという観点から、実験科目には、企業の品質管理部門などで使用される分析装置を取り入れる工夫をしています。本コースでは、応用化学コースと学習科目の相互乗り入れをしているため、化学に強いバイオ技術者を養成することができ、これが強みの一つとなっています。英語力についても、専門科目に組み込まれた英語学習と、研究室ごとの英語ゼミによって鍛えられます。また、日本バイオ技術教育学会主催の「バイオ技術者認定試験」の受験を奨励することで、実践力の養成を目指しています。一方で、生命科学分野で活躍するためには応用力も必要とされます。生命科学は発展しつつある新しい学問であり、将来、大学で学習した知識が使い物にならなくなる可能性があります。従って、新しい知識や技術に対応できるだけの応用力を身につけておく必要があります。このため、生命科学コースでは、講義、実験科目、卒業研究を通して、少人数教育と学生、教員間の双方向コミュニケーションを重視し、応用力の養成を目指しています。
食品関連会社、医療関連会社、製薬会社の品質管理部門、生産部門、研究部門などでの活躍が見込まれます。中学、高校の理科教員や公務員を目指す学生も多く見られます。また、より専門性の強い職種を目指すための、大学院への進学も増加しています。
※大学院を含む ※2025年5月1日現在


教員による
総合サポート

第1~2セメスターの導入教育のクラスを利用して、学生と教員が自由に会話できる雰囲気づくりを行い、大学生活のスタート時における適切なアドバイスを行います。さらには、このクラスの枠を越えて、全ての教員が学生からの質問や相談には常に気軽に応じます。各教員が担当する実験科目や卒業研究を通して、学生との会話を心掛けています。これにより、学習や就職活動に関する相談を受けた場合に、適切にアドバイスすることができます。各教員が担当する授業内容に関する質問には、メールなどを活用することにより迅速に対応します。直接訪問による質問にも、可能な限り対応します。大学院進学や就職活動に必要となる英語力を身に付けてもらうため、「卒業研究基礎」や「卒業研究I、II」の中で、専門分野の英語教育を行います。卒業研究における研究室配属は固定的なものとせず、共同研究の進展などにより必要が生じた場合には適宜配属替えを行い、常に最適な研究指導を行います。
ほか
※ただし、文部科学省における審査の結果、予定している教職課程の開設時期等が変更となる可能性があります。