[教養学会講演会(自校史第11回)]
テーマ『関東学院大学の特色1 奉仕活動、セツルメント』
科目担当講師:山田 昭子、杉原 亨
ゲストスピーカー:三浦 啓治氏
2020年12月9日(水)2講時に教養学会講演会(自校史第11回)を開催しました。
今回はゲストスピーカーとして、三浦啓治先生を招聘して、お話を伺い、「関東学院大学の特色1 奉仕活動、セツルメント」についての講義を実施しました。
冒頭、科目担当者から授業に関する連絡事項などを告げたあと、前回の授業(第10回「産学連携」)でご講演いただいた本間英夫先生のお話に関するリアクションペーパーについてコメントすることで前回の振り返りを行いました。
その後、三浦先生のご講演となり、関東学院セツルメント事業についてお話を伺いました。セツルメントとは何か、といった基本的なことから、本学におけるセツルメントが建学の精神である「奉仕」の実践として、社会事業科のカリキュラムの一環で始まったことなどをご説明いただきました。その背景には渡部一高先生と花子夫人の御尽力があったこと、特に浦島町セツルメントでは具体的にどのような活動をしたのか、などといったことは学生たちの興味を引いたようです。
三浦先生は創立百周年記念の展示会の際、図書館員として企画や資料収集、ベンネット先生の伝記の出版に携わっていらっしゃった他、125周年記念では展示会や関東学院の源流である各校の記念碑の設置に学院史資料室主幹としてご活躍されています。現在は「キリスト教と文化研究所」にて学院の歴史を御研究されているという背景の元、多数の写真資料なども交え、細かにご説明下さいました。質疑応答の際、担当者より普段三浦先生がご研究されている学院関連資料についてもご質問いたしましたが、それに興味を持った学生が継いで質問するなど、学びの多い回となりました。
引き続き、受講生が関東学院大学に対する理解を深め、本学で学ぶことの意味や自らの今後の指針について考えを深めていけるよう、取り組む所存です。