コースの特徴
3つの専攻で,より実践的な力を身に付ける
先進機械コースでは、総合機械、自動車、ロボティクスの3つの専攻を設定しています。学生は、従来の機械工学を学ぶ「総合機械専攻」、自動車・ロボットを通して機械工学を学ぶ「自動車専攻」・「ロボティクス専攻」の3つから希望の専攻に所属し、機械工学の知識や技術を幅広く習得します。3専攻すべてに共通して、機械工学の基盤となる材料力学、熱力学、機械力学、流体力学を学び、同時に実習・設計・製図などの実技を習得します。また、1年生から4年生まで少人数による学生教育をおこなうことにより、創造力、コミュニケーション能力、問題解決能力を身に着け、人間性豊かで技術者倫理を有するエンジニアを育成します。
・総合機械専攻
日常生活において欠かせない家電製品や産業機械などあらゆる機械製品を題材に、4力学(材料・熱力学・流体力学・
機械力学)を設計、実験・実習から学びます。
・自動車専攻
機械製品の中でも自動車を題材に内燃機関の構造やボディの空力特性、走行性能や制御技術を4力学(材料力学、熱力学、
流体力学、機械力学)から学びます。
・ロボティクス専攻
ロボットを題材に複雑な動きを実現するために必要な機構、制御技術を4力学(材料力学、熱力学、流体力学、機械力
学)から学びます。
就職・企業との連動
幅広い就職先から,自分に合った仕事が見つかる
先進機械コースの就職先は、油空圧機器関係企業、プラント関連企業、鉄鋼関係企業、自動車関係企業、物流関係企業、建築関連企業など多岐に渡ります。その理由は、このコースで、機械の知識だけでなく、どうすれば効率よく実験ができるのか、どうすれば納期を守れるのかといった考え方、チームワークでものづくりができるコミュニケーション能力などを卒業研究やレポートを書くプロセスを通じて身につけることができ、そういった力を多くの企業が求めているからです。また、3年生春学期から研究室に配属されるので、早期に所属研究室の教員の指導のもと、自分の特徴と将来の希望について考えることができます。また、OB会の協力により、就職(将来像)に関する講演会の定期的な開催および少人数に分けての面接対策・エントリーシート作成の講座を実施しています。3年生秋学期には、機械学系独自の説明会を学内にて実施しており、この説明会には、本学系学生の採用を希望する企業が各業界から上場企業を中心に20社弱が参加しています。
■ 進路
機械製造業を中心にさまざまなものづくりに関わるエンジニアとしての活躍が見込まれます。