2022年6月9日(水)、応用化学セミナーにおいて「特許制度と企業における特許の重要性について」に関する講義が行われました。
応用化学セミナーは、本学における社会人基礎力養成に関する科目です。
講師は、日本パーカライジング株式会社で弁理士であられる藤川 誠二先生です。
社会人として必要な「特許の知識」と「企業における特許の重要性」を念頭にした非常に濃い内容にも関わらず、具体的な例と平易な言葉でわかりやすい講義を行っていただきました。
授業の合間には、多くの演習問題を用意していただき、学生との対話を通じて「特許」に関する知識の定着を促していたように思います。
後半には、「鉛筆」を例にして、実践的な「特許請求の範囲の書き方」に関するワークショップを行っていただき、学生自身も自ら考えることで、どのように権利を主張していくのかを学べたかと思います。
社会や研究室においても「特許」はとても大切です。
この機会を通して、特許について学んでいただき、研究者や技術者となる学生に対して「開発の足跡を残すためにも、特許出願を積極的に行うべき」とお伝えいただきました。