2024年5月23日(木)、応用化学セミナーにおいて株式会社Central Dogma Holdingsの代表取締役である川原拓人(かわはらたくと)先生に“キャリアデザインとパーソナルファイナンス”という題目で、主として金融リテラシーについて講演していただきました。
近年、学習指導要領の改訂により高等学校でも金融に関する内容を扱い始めましたが、これまではあまり金融や経済・経営について学ぶ機会は少なかったです。また、応用化学という専門学科に所属すると、さらに金融を学ぶ機会は減ります。ただし、社会に出ると金融リテラシーはとても大事な内容です。応用化学セミナーは社会人力の育成のための授業であり、社会に出てから学ぶ内容を専門家からスポットで講義を行ってもらいます。
授業では、行動経済学を例に個人ではどうしようもならない思考や行動を紹介し、欧米との家計金融資産の比較からもこれまでの日本の金融リテラシーの課題について提案していただきました。さらには、専門家として貸借対照表を通して、流動や固定の考え方や損益計算表との関係について具体的な個人の内容を通して解説していただきました。わかりやすかったです。これらを踏まえて、学生自身にパーソナルファイナンス(平均寿命、人生100年時代、2000万円問題など人生設計と人生計画)とキャリアデザイン(主体的にキャリアパスやキャリア形成を作るうえでの大人との関わり方)を考える機会を与えていただきました。
最後に、自分らしい働き方の「軸」を見つけ自己実現するためにいろいろな大人とちゃんとかかわることをぜひとも実行してもらいたいとおっしゃっていました。
授業後も学生からの質問にたくさんの時間を割いて応えていただき誠にありがとうございました。
株式会社Central Dogma Holdings:https://central-dogma.holdings/