11月18日(火)に本学金沢八景キャンパスにて理工/建築・環境学会研究発表会を開催しました。研究発表講演会は、毎年11月に開催しており、工学部、理工学部および建築・環境学部に関連する企業や地域社会との連携のもとに、研究発表、特別講演、業績展示等により、工学部、理工学部および建築・環境学部における教育・研究の充実と躍進を図ることを目的としています。
特別講演会では、首都大学東京大学院の金村聖志教授を招いて「未来のエネルギー社会を支える蓄電池の仕組みと展開」と題して、最先端の研究技術を紹介するとともに、将来の社会でどのような性能を持った蓄電池が必要とされるかについてご講演いただきました。
太陽光や風力といった再生可能エネルギーは、天候によって発電量が変動するなどのネックを抱えています。そうした課題を解消するため、2015年から蓄電池技術の実証実験が電力会社でスタートしようとしているなど、蓄電池技術の発展には、社会的な関心が寄せられていますが、蓄電池技術発展のため、解決すべき課題は残されています。ご講演者の金村聖志教授は、蓄電池の安全性を高めるため“3次元規則配列多孔構造を有するポリイミドセパレーター”を開発するなど、蓄電池の分野で最先端の研究を進めています。
参加者の皆さんは大変勉強になったかと思います。 ご講演いただいた金村聖志教授にあらためて感謝申し上げます。どうもありがとうございました。