7月14日(木),学院内の中学高校と大学の連携事業として「研究室体験」が開催され,高校生6名が耐震構造システム研究室を訪れました.この研究室での体験テーマは「地震と構造物の揺れを考え,体験しよう」です.
空き缶を用いて構造物がどれくらいの強さを持っているか考えたり,模型や体験装置を用いて「揺れ」を体感したり,津波はどうやって陸地へやってくるのか勉強するなど,普段高校で学んでいることよりも身近で高度な内容を凝縮して体験していただきました.
模擬地震動の体験装置では,地震時の実際の波を各種体験していただき,加速度と揺れ幅の関係や,構造物の被害が大きかった地震と液状化が多数発生した地震がどのように違うかなど,「大地震」と一言で括られがちな聞きなれた言葉の向こう側にある様々な現象をしっかり理解してもらえたと思います.また,津波の動きをハイスピードカメラで捉えた動画でどのように動いているのか観察しました.漠然と「地震は怖い」と考えるのではなく,地震が来たらどう行動するか,技術者として地震に備えて何をしなければならないか,ということを考えるのが重要です.
高校生の皆さん,ありがとうございました.これを機に,土木工学や都市防災の分野に進んでもらえればと思います.また遊びに来てくださいね.