2017年5月26日(金),少人数のフレッシャーズグループに分れての3回目の講義内容は,”文章を書いてみる”です。
大学生活が始まって2ヶ月が経ちます。前回、大学で学ぶ意義や卒業までに身につけておきたいこと、また学生実験が始まり報告書作成の大変さを実感する頃です。
技術者や研究者として社会に出るために必要な技量として報告書作成があります。今回は、報告書を書く上での基本的なルールを学びました。文学書と報告書では、文章の書き方が大きく変わります。最も大事なこととして、いろいろな解釈ができないような文章を書く必要があります。報告書作成は、日々の積み重ねで書けるようになります。学生実験や講義レポートを通して、文章を沢山書き、技術を身に着けていただければ嬉しい限りです。
この日、友野グループでは返答に対する言葉遣いについても学びました。現時点、ビジネスマナーにおいて、目上の人に対して”了解”は使わないほうが良いとする情報が多く見ることができます。この”了解”について、その経緯を学び、文章を起こしてもらいました。
「了解しました」より「承知しました」が適切な理由と,その普及過程について
(https://liginc.co.jp/246919)
2011年というごく最近になって了解がマナー違反のように扱われ始めたことが紹介されています(詳細は上記のURLをご覧ください)。
しかし、言葉は生き物ですので、年月とともにその意味合いは大きく変わり、了解のように立場を確固たるものにする言葉もあります。筆者もまとめに記載の通り、言葉の意味がきちんと伝わることが大事と述べています。この言葉一つをとっても深く学ぶことで大変面白いことがわかります。大学で学ぶ内容も表面的なことを暗記するだけではなく、深く学ぶことで面白みが出てくると思います。学問の面白さが少しでも伝わるよう所属している教員も日々研鑽しています。