2019年7月27日(土)関東学院大学金沢八景キャンパスにおいて、1日体験化学教室(主催:関東学院大学・中高大化学教育推進グループ、共催:日本化学会関東支部(化学への招待))を開催しました。高校生をはじめ、中学生、保護者の方にご参加いただきました。
今回の1日科学体験教室を主導した香西博明教授の開催挨拶の後、参加者の皆さんはグループに分かれ、3つの実験テーマを体験していただきました。
今回のテーマは以下の3テーマです。
(1) 身近な高分子を作ってみよう、触ってみよう
(2) -196℃の不思議な世界を体験しよう
(3) 電子を使ってミクロの世界をのぞいてみよう
【(1) 身近な高分子を作ってみよう、触ってみよう】では、学生による説明の後、カラフルな形様々の人工イクラを作りました。滴下次第でどんな形にもなり、ぷにぷにとした感触で、保護者の方も一緒に楽しんでいただきました。【(2) -196℃の不思議な世界を体験しよう】では,レタス・バナナ・きゅうりを液体窒素に浸けることで固まらせて,レタスを砕いてみる,キュウリでは釘が打てないことを実感してもらいました。また、風船を液体窒素につけるとどうなるのか、スーパーボールや輪ゴムを液体窒素に入れたらどんな変化が起こるのか予想を立てて、体験し、何故起きたのか考えてみるというプロセスを行いました。【(3) 電子を使ってミクロの世界をのぞいてみよう】では,実際に参加者自身が走査電子顕微鏡(SEM)の操作をしてミクロの世界を体験していただきました。
1日体験化学教室では、サイエンスコミュニケーター活動の一環として,学部生と大学院生の学生主体で実施してもらいました。実験中には時折、感動と驚きの声をあちらこちらで聞くことができました。今回の体験が夏休みの自由課題研究や将来の選択に少しでも役に立つこと、科学への興味へ繋がることを願っております。
暑い中、参加していただいた皆様、そして、お手伝いいただいた各研究室の学生の皆さん、誠にありがとうございました。
1日体験化学教室の先生たち
香西博明教授
武田俊哉教授