2021年5月27日(木)応用化学セミナーにおいて、実験計画法に関する講義が行われました。
実験計画法の講師として山田 忠昭先生(神戸製鋼、(株)野毛電気工業を歴任)をお招きました。
前半では、山田先生のこれまでの経歴を通して、キャリア形成時に得られる人脈の重要性と生き方に関するお話を熱心に若い学生に伝えられました。後半では、統計手法(分散分析法、直列配列法等)に関して演習を通して、山田先生自ら詳細に説明してくださいました。
すでに技術は高度化しており、膨大な開発費用が必要な反面、グローバル化により製品は短寿命です。そのためにも、製品開発の効率化は必要不可欠です。実験計画法を通して、いかに少ない実験数で効率よく有効なデータを得る、さらに得られたデータに意味があるかの判断基準を学ぶ必要があります。
本日の講義を通して、実験計画法(統計手法)を知り、受講した学生が研究室あるいは社会において自らの仕事に役立てる際に、学びなおす一助になればとおっしゃっていました。山田先生、ありがとうございました。