2015年10月9日(金)、中外製薬のコーディネートによる鎌倉市立第一中学校で防災教室が開催されました。
この防災教室は、衣・食・住・トイレといった日常に欠かすことのできないことを体験するというものです。
土木工学部を学ぶ工学部社会環境システム学科の学生が、避難所におけるダンボールの間仕切り、新聞紙で作るスリッパやベスト、災害時のトイレについての体験コーナーを担当しました。
災害の時、トイレの使用は切実な問題です。マンホールに直接載せる和式タイプのトイレ、紙で組み立てて座るタイプのトイレを一人用のテントの中で使ってもらい、このようなとき精神的に使えるかどうかを考えてもらいました。
避難所体験では、段ボールにより間仕切りを作り、固定するための工夫、段ボールの高さによる感じ方の違い、新聞紙で作ったベストを着てもらったり、新聞紙のスリッパ作りなど、手近にあるもので何とかする工夫を体験してもらいました。
鎌倉市立第一中学校は海岸からは近いのですが、段丘上にあり、地震が発生し、津波の危険性があるときなどに避難所となる場所です。逃げ地図づくり、災害時の衣食住体験、避難所の開設訓練など、3年間を通した防災教育に力を入れています。今回の防災教育が中学生たちのいざというときの気持ちの備えになることを期待します。
今回は一昨年に続き2回めとなります。このような企画の準備をすることにより、学生たちもいざというときの意識を持つことができたのではないかと思います。
今回の活動につきましては、
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