11月7日(土)および14日(土)の2日間にわたり,理工学部土木学系土木・都市防災コースの前身である工学部社会環境システム学科の4年生が,鎌倉市で開催された防災アプリケーションの実証実験に参加しました.
学生たちは,防災アプリをインストールしたスマートフォンを片手に実際に街を歩き,アプリを用いた避難経路や避難所の確認や,ユーザーの立場からあれば使いたい機能などのディスカッションなどを行いました.普段,力学を中心とした土木工学を学んでいる学生にとって,緊急時を想定したアプリケーションの実証実験という別の視点で防災を考える機会はとても刺激的だったと思います.
近年,インフラなどのハード面からの整備だけでなく,防災教育や緊急時対応などのソフト面での活躍も,土木工学を学んだ学生や社会人に期待されており,今回の実証実験への参加をきっかけに,都市防災を考える新たなアプローチを見出してもらえたらと思います.
防災アプリ実証実験について詳細・当日の様子はこちら(国土地理院HP)
当日はtwitterでも実況されていました.事前説明,まちあるき,ディスカッション
※防災アプリケーションとは,国土地理院が「避難誘導支援」や「リスクコミュニケーション」をテーマとしたスマートフォン等向け機能を公募したもので,今回の実証実験では応募された中から計6つのアプリケーションを使用しました.これらのアプリケーションは,行政から公開されているハザードマップに掲載された情報(津波浸水域,避難所所在地など)を搭載し,地域住民や観光客を対象ユーザーとしています.