土木学系土木・都市防災コースの山口恵美助手が,2015年9月に開催された地盤工学研究発表会および土木学会全国大会でそれぞれ研究発表を行い,どちらも優秀発表者として表彰されました.山口助手は,実験や演習などを通じて学生を指導する傍ら,液状化対策を主軸に地盤防災工学に関する研究に日夜励んでおり,その成果がこういった形で実りました.これからも研究を続け,地盤防災工学の発展に貢献し,その成果を学生らに還元して頂きたいと思います.
地盤工学会主催
第50回地盤工学研究発表会 優秀論文発表者賞(満35歳以下)
題目「動的貫入試験を用いた細粒分含有率推定に関する土槽実験の試み」
概要:液状化に関する危険度を判定する上で必要な地盤物性値を比較的簡便な調査のみで得られる調査法の一つとしてPDC (ピエゾドライブコーン)がある.PDCから得られる地盤物性値の推定精度の照査を目的として,物性値の管理された円筒土層内でPDCを実施し,推定精度照査法としての有用性を検証した.
土木学会主催
平成27年度全国大会第70回年次学術講演会 優秀講演表彰(40歳以下)
題目「圧入による密度増加に物理特性が及ぼす影響 -その2-」
概要:環境に配慮し,多岐な条件下で施工可能な地盤改良法として,砂圧入式静的締固め工法がある.対象地盤の違いによって改良効果は異なるため,地盤の物理特性が改良効果に及ぼす影響について,三軸条件下で実験を行い,考察した.