理工学部では、専門科目が資格取得に直接結びついています。資格取得のためのサポート体制は万全です。教員免許は、数学、理科、技術、工業が取得可能ですが、学系によって取得できる教科が異なります。民間企業のエンジニア(技術・管理・開発・研究など)、技術系の国家・地方公務員、教員などに就く人が多いです。就職については、各コースの教員が責任をもって指導します。これこそが文系にはない強みです。
生命科学コース
第1~2セメスターの導入教育のクラスを利用して、学生と教員が自由に会話できる雰囲気づくりを行い、大学生活のスタート時における適切なアドバイスを行います。さらには、このクラスの枠を越えて、全ての教員が学生からの質問や相談には常に気軽に応じます。各教員が担当する実験科目や卒業研究を通して、学生との会話を心掛けています。これにより、学習や就職活動に関する相談を受けた場合に、適切にアドバイスすることができます。各教員が担当する授業内容に関する質問には、メールなどを活用することにより迅速に対応します。直接訪問による質問にも、可能な限り対応します。大学院進学や就職活動に必要となる英語力を身に付けてもらうため、「卒業研究基礎」や「卒業研究I、II」の中で、専門分野の英語教育を行います。卒業研究における研究室配属は固定的なものとせず、共同研究の進展などにより必要が生じた場合には適宜配属替えを行い、常に最適な研究指導を行います。
数理・物理コース
数理・物理コースの多くの専門科目の授業は30名程度の少人数クラスです。このため、大学生活のスタート時点から、勉強のみならず様々な相談について授業内外で気軽に教員に相談ができる雰囲気をつくり、学生同士の横のつながりや教員と学生との連携が保てるように心掛けています。また、学生会と協力して、学年を越えた縦のつながりを強める企画も行っています。3年次の秋学期からすべての学生は研究室に配属されて、研究室の担当教員は卒業研究の指導以外に、企業への就職希望や教員志望、大学院進学希望など様々な学生の進路相談も含めて、きめ細かいサポートを行います。
応用化学コース
全体的には、1年生のフレッシャーズセミナーを担当した教員と教務委員が中心になって3年生まではサポートしています。学習上の問題であれば、勿論その科目を担当している教員がサポートします。教員の部屋に質問や相談に訪れる学生も多く、学生と教員の距離が近い状態となっています。3年秋学期に卒業論文を行う研究室配属が決まってからは、その担当の教員が中心にサポートします。配属研究室で過ごす時間が長いので、教員とは密接な関係ができます。当然、学生間の関係もあり、将来就職したときの重要なトレーニングになっています。また、大学院に進む学生も多く、このサポートは学生と教員の相互理解を深める重要な期間になります。それぞれの研究室が特徴ある活動も行っており、研究室によっては毎朝、英語の勉強を日課としていたり、大学院受験生のための受験勉強会を行っている研究室もあります。研究室単位のレクレーションも多く、バーベキューや合宿を行って親睦を深めている研究室も多いです。
健康科学・テクノロジーコース
健康科学・テクノロジーコースでは、初年度入学時から卒業まで、きめ細かい学習支援の体制が確立されています。例えば、初年度に限れば、春学期の「フレッシャーズセミナー」、及び「健康データ処理基礎Ⅰ」において、キャンパスライフや基礎学習などのサポートが受けられるだけでなく、自分自身のノートパソコンにデータ処理環境を構築して、コンピュータプログラミングのスキルと統計的データ処理の知識を身に着けることのできる支援体制が整っています。引き続き、秋学期の「フレッシャーズプロジェクト」、及び「健康データ処理基礎Ⅱ」では、活動量など人体からデータを取得して、春学期に環境を整備したノートパソコンでデータ処理を体験するとともに、それらの結果を発表するミニ発表会を通じてプレゼンテーション能力を高めることのできる支援体制も整備されています。それらの学習支援に加えて、本コースでは、統計検定、AI実装検定、G検定などのデータサイエンス分野での専門資格と、スポーツリーダーやコーチなどの資格検定に対応したカリキュラムが構成されており、個々の学生の個性を尊重した各種資格の取得支援を行っています。
先進機械コース
先進機械コースでは、1年次から4年次まで、10名程度の学生に対し、教員1人がついて総合的に学生をサポートしています。1年次には学びの基礎やレポート作成を修得するフレッシャーズセミナ、理工系調査方法やプレゼンテーションを修得するフレッシャーズプロジェクトがあります。2年次には「総合機械専攻」「自動車専攻」「ロボティクス専攻」それぞれ独自のプロジェクトを実施し、創造力、企画力から実践力を養い、ものづくりの楽しさや意義を体験できます。3年次には卒業研究基礎、4年次には卒業研究があり、先端研究へ取り組むだけでなく、個別に就職指導がおこなわれます。その他、先進機械コースの基幹科目である工作実習、機械実験、機械設計製図などは少人数クラス制になっています。また、高校時の学習歴を考慮した習熟度別クラスを一部の専門科目で導入しています。
電気・電子コース
電気・電子コースでは初年度の春学期,フレッシャーズセミナーの少人数クラスにおいて,キャンパスライフや基礎学習などのサポート体制を確立します。秋学期のフレッシャーズプロジェクトでは,引き続き少人数クラス分けによるサポートが続きますが,勉強のみならず様々な相談について,サポートを行います。3年秋学期配当の「卒業研究基礎」では,本格的な研究室での活動に入る前段階のサポートを卒業研究担当教員により行います。また,研究室への仮配属の希望調査を行うにあたり,卒研担当教員による研究室紹介や研究内容の発表会を開催し,学生が主体的に興味のある研究テーマを選ぶ際の一助としています。
【電気・電子コース】は,「電気主任技術者」(国家資格)に関して経済産業大臣の認定を受けています。そのため,指定された科目と単位を修得して卒業し,電力・設備・工事会社等で実務経験を積むことにより,無試験認定を受けられる場合があり,過去3年間で13件の実績があります。
情報ネット・メディアコースでは、教員による総合サポートとして、助手による学習支援を毎週1回行っています。ここでは、学生からの質問等その実例を簡単にご紹介しましょう。
★ソフトの使い方が分からない
その多くは授業の作業書をしっかり見ていない事が原因です。そこを指摘してあげると使えるようになります。
★プログラミングの課題に関する質問
まず学生が課題についてどの程度把握しているかを話し合います。これで学生自身の問題への理解が深まり,簡単なヒントで解決することが多くみられます。
★ノートパソコンの購入に関するアドバイス
利用目的や持ち運ぶ頻度などから、どのようなノートPCが購入可能か等のアドバイスを行っています。
★資格試験に関するアドバイス
基本情報技術者試験やCG検定などの資格試験を紹介し、質問者の考えも聞いて、どんな資格を目指せばよいか、また何から手をつけていいかをアドバイスします。
★授業外の技術的なアドバイス
授業外で作成しているゲームのプログラム等では、疑問点を相談する相手を見つけるのが難しいことが多いです。そんなときにはこの学習支援の時間を利用してもらっています。
土木・都市防災コース
土木工学は総合工学です。幅広い知識や見識が求められます。また土木プロジェクトは、多数の人々が携わるチームワークが必要とされます。これらの素養を身に付けるため、教員による様々なサポートを行っています。例えば、学習支援のため、サポートルームを用意し、教員や助手の先生方に遠慮無く質問ができる準備をしています。学生会と協力し、同学年の横の繋がりだけでなく、学年を越えた縦の繋がりも持てるようスポーツ大会や懇親会などを実施しています。「土木女子学生の会」という歴史のある活動を、伝統的に本学系の女子学生が主体的に実施しており、この活動のサポートもしています。ここでは、小中学生や親子向けの企画、男女共同参画事業などの活動に取り組んでいます。土木の楽しさ・大切さを他者に伝えながら女子学生自身も認識を新たにできます。
これらに留まらず、これからもサポート範囲をますます広げていく予定です。ご期待ください。
表面工学コース
全体的には、1年生のフレッシャーズセミナーを担当した教員と教務委員が中心になって3年生まではサポートしています。学習上の問題であれば、勿論その科目を担当している教員がサポートします。教員の部屋に質問や相談に訪れる学生も多く、学生と教員の距離が近い状態となっています。さらに、材料・表面工学研究所にも教員がいるので、手厚いサポートを行います。3年秋学期に卒業論文を行う研究室配属が決まってからは、その担当の教員が中心にサポートします。配属研究室で過ごす時間が長いので、教員とは密接な関係ができます。当然、学生間の関係もあり、将来就職したときの重要なトレーニングになっています。また、大学院に進むことも奨励します。