キャンパスライフ

体験授業フェスタ-応用化学コース-

イベント

 

2018年6月10日(日)は,関東学院大学のオープンキャンパス-体験授業フェスタ-が開催されました。関東学院大学の全11学部が選りすぐりの授業を公開します。化学学系では,鎌田准教授による体験授業「安全な水と環境問題-【水の世紀】に化学に求められること-」を行いました。

鎌田准教授の専門は,環境工学,特に水処理・分析を専門としています。水環境中で,微量汚染化学物質をどのように監視し,制御するかの手法提案やモニタリング手法の開発研究を行っています。
(鎌田素之准教授:http://home.kanto-gakuin.ac.jp/~kg064007/kagaku/kamata.html)

体験授業「安全な水と環境問題-【水の世紀】に化学に求められること-」では,誰もが必要とする「水」の現状について身近な横浜市から世界情勢までを紹介され、これから大学で学ぶ際に何を重要としていくかを語られました。我々が社会生活を営む上で,なくてはならない「水」について,世界的には水資源が不足しており,日本の関東地方も人口当たりで考えると年間降水量はサハラ砂漠と同じ程度しかないなど非常に興味深い話ばかりでした。また,現在の科学技術を用いれば,どんな水でも飲み水にできる一方で,その水処理のコストを実行可能な技術で開発する重要性についても解説されました(Best Available Technology)。

講演の最後に、「10-20年後に環境に対して,どのような影響を与えるかも考えながら技術開発を行う必要がある」とまとめられました。高等学校とは大きく違った大学講義の熱を体験できたと思います。


インターネットが普及した昨今、いつでもどこからでも自分の興味ある授業を受講できます。ただ、主体的にオープンキャンパスに足を運ぶことで、これまで知らなかった内容を専門家から深く知ることができます。公開講座を通して,最新の研究に触れることはとても興奮することです。自身の将来を想像するには,とても良い機会になります。今後も,当大学では体験授業や学生実験体験などを実施します。オープンキャンパスに訪れて、所属教員の研究と教育に捧げる“情熱”を感じ取ってください。足元の悪い中でしたが,ご参加していただき誠にありがとうございました。


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