【専門分野】
コンクリート工学/維持管理工学
私たちの身近な社会生活を支えている構造物がどのような材料で造られているかを学びます。特に、建設材料として一番よく使われるコンクリートや鉄鋼の力学的な性質を理解し、構造物の設計・施工に役立てられる知識を習得できるように、講義では解説します。
鉄筋コンクリート(RC)の力学的な特性を理解し、鉄筋コンクリート部材の設計ができるまでの基礎を学びます。
プレストレストコンクリート(PC)の原理を理解するとともに、鉄筋コンクリートにはない優れた特性を設計に活かせるまでの基礎を学びます。
コンクリート構造物の劣化機構、診断技術、補修・補強技術について学び、社会基盤を維持管理に役立てられる知識を習得できるように、講義では解説します。
信頼性・耐久性のあるコンクリート構造物を建造するための研究を行っています。具体的な研究テーマとしては、
(1)劣化・損傷したコンクリート部材を連続繊維ロープを利用して、その機能を回復させる技術を開発しています。
(2)連続繊維ロープの緊張し、コンクリート構造物の補強に適用する方法について研究を行っています。
(3)建設されたコンクリート構造物の検査・診断結果を定量的に評価し、その結果を維持管理ならびにライフサイクルコストの算出に反映させるための研究を行っています。
大学は、自らが積極的に望めば、色々なことが得られる可能性のある場所ですが、ただ漠然と過ごすだけでは何も得られないでしょう。自ら明確な目的意識をもって、大学を大いに活用するように心がけてください。