2018年4月27日(金),フレッシャーズセミナの第3回目講義として,関東学院大学金沢八景キャンパスの「図書館ツアー」が行われました。この講義は,新入生であるフレッシャーズに,大学における図書館の役割をガイダンスすることを目的に毎年行われています。
当日は, SCC館にてフレッシャーズが目的とするテーマに沿った情報を如何に図書館の情報システムを活用し、入手するのかを学んだ後,図書館へ移動しました。高等学校と大学で大きく違うのは,毎週学生実験があることだと思います。講義で求められる課題や実験レポートを作成するときに,正確な情報を得る手段として図書館の役割はとても大きいです。近年,情報過多の時代のため,的確な資料へ到達するまでにはコツがいります。当大学では,職員によるリファレンスサービスが充実しており,検索方法のコツを教えていただけます。貴重な書物から新書を含め現在の蔵書数が140万冊と豊富なうえに,人気の書籍もすぐに入荷し借りることができます。さらに、図書館独自のポイントカードがあり,「図書館主催のイベントや企画に参加する」「本の感想を書く」「図書館の川柳に応募する」等をすると1ポイントもらうことができ,年間で5ポイント貯めると購買部で使用できる500円分の割引券と交換していただけます。この素晴らしい環境に所属していて本を読まないのは本当にもったいないことです。本には刺激的な言葉がたくさん載っています。本を読む習慣は簡単にはつきません。だからこそ,時間的に余裕がある大学生の期間に本を読む習慣を身につける必要があると思います。各分野の教員がおすすめの図書を紹介していますので、まず興味のある先生の本を手に取って読んでみるのも面白いですよ。ぜひとも,卒業までに100人以上の著者の言葉に目を向け,自分自身の考え方や行動が良い方向へと変わっていただければと思います。
現在の本館は1979年に新築され天井に十字架のステンドグラスがあり,1980年代には「書物のカルデラ(大聖堂)」と呼ばれ,キリスト教関係書を集約した神学文庫やアダム・スミス(英の経済学者・神学者・哲学者;国富論等)の初版本などもあります。また,神奈川県民の一般者にも図書館は開放されています(登録・証明書の発行が必要)。少しでも気になった方は,関東学院大学の図書館に限らず,近くの図書館へと立ち寄り,本を借りてみてはいかがでしょうか。