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[応用化学]六浦中学1,2年生理科実験講座 (高大連携事業)

2018年6月16日(土)に理工学部応用化学コースにおける高大接続の取り組みのひとつとして,六浦中学校1-2年生理科実験講座「医療材料を使って,手作りオリジナル手形を作ってみよう!!」を行いました。講師として,香西博明教授と香西研究室のスタッフが担当してくれました。香西研究室では,光や微生物で分解できる新規の環境調和型有機・高分子材料の合成と応用に関する研究を行っています。
香西博明教授:http://home.kanto-gakuin.ac.jp/~kg064007/kagaku/kouzai.html
講座の前半では,高分子化合物についての講義がありました。その後,実験講座で用いる石膏材料について,参加者である中学生を高分子・香西研スタッフを架橋剤として,石膏材料が固まる原理を説明しました。石膏材料には,アルギン酸ナトリウムという多糖類が含まれており,カルシムイオン成分を添加することで,アルギン酸イオンが高分子化して石膏が固まります。これは,つかめる水でも用いられる反応として広く知られています。講義の後半では,香西研スタッフと一緒に実験を行いました。配布された実験手順書をもとに,各々のペースで石膏材料が固まる様子を「自らの手」で感じることができたと思います。石膏は,日常的にみられる生活を支える材料でありますが,じっくり考えるとそこには多くのサイエンスが凝集されています。日常の光景にサイエンスという視点が加わることで,これまで気づいていなかった世界が広がっていることを知っていただければ応用化学コースとしてもうれしいばかりです。
休日の中,参加してくれた中学生および香西研究室のスタッフには深く感謝申し上げます。


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