[教養学会講演会(自校史第4回)]
テーマ『【通史Ⅲ】新制大学・六浦移転、神学部・学園紛争』
科目担当講師:山田 昭子、杉原 亨
ゲストスピーカー:瀬沼 達也氏
2020年10月14日(水)2講時に教養学会講演会(自校史第4回)を開催しました。この「自校史」は理工学部、建築・環境学部共通科目として2020年度秋学期から開講した新規科目で、実施にあたっては感染予防を徹底したうえで対面授業を行っております。
今回はゲストスピーカーとして、元関東学院学院史資料室長の瀬沼達也先生を招聘して、お話を伺い、「【通史Ⅲ】新制大学・六浦移転、神学部・学園紛争」についての講義を実施しました。
冒頭、科目担当者から授業に関する連絡事項などを告げたあと、瀬沼先生から前回(第3回(【通史Ⅱ】3つの源流②(中学関東学院設立、訓令第12号、関東大震災、キリスト教学校統合、航空工業専門学校、空襲))についての振り返りがありました。受講生が書いたリアクションペーパーの質問に補足資料を交えながら答え、誤った理解をしているものなどには訂正をするなどして導入としたあと、第4回目のテーマについて講演を行っていただきました。
科目指定の教科書『関東学院大学のあゆみ』(2017年刊行、高等教育研究・開発センター編集)と瀬沼先生作成のレジュメを基に、時には瀬沼先生が関東学院大学の学生であった時代の体験談を随所に織り交ぜ、身振り手振りを交えながら情熱的に受講生に語りかけてくださいました。ご講演後は毎回質疑応答の時間を設けていますが、いつも数人の学生が質問をします。その後、こちらで作成したリアクションペーパーの配布と記述時間をもうけて授業は終了です。
本科目実施にあたっては、各ゲストスピーカーの先生方とも数度にわたりやり取りをし、科目の意義や毎時間の到達目標及び内容、リアクションペーパーのテーマ、作成したテキストの意図などをお伝えしていますが、対面ならではの臨場感あふれる解説、質疑応答、そしてリアクションペーパーに対するレスポンスなどにより、学生のリアクションペーパーも回を追うごとに記述内容が充実してきているように思います。
自校史の授業はまだ始まったばかりではありますが、受講生が関東学院大学に対する理解を深め、本学で学ぶことの意味や自らの今後の指針について考えを深めていけるよう、取り組む所存です。