2013年度の理工学部/建築・環境学部教養学会講演会は、大学宗教教育センターとの共催により、5月23日(木)14時40分から大学ベンネット・ホールにて開催されました。講師に横田早紀江氏をお招きし、「めぐみ – 引き裂かれた家族の35年」というタイトルで映画の上映と講演を行いました。映画上映の後に講演が行われる形を取りましたが、600名を超える聴講者が集まり、講師の横田氏の話に熱心に聞き入っていました。
現在の日本を巡る国際状況は刻々と変化を遂げていますが、普段わたしたちがメディアを通して知る情報以上に、講演で横田氏によって直接語られたさまざまな経験は異なる重みを持って伝わり、大変貴重な経験になりました。
理工学部/建築・環境学部で「ものづくり」を学ぶ学生は、それぞれの専門分野において学ぶことが多くありますが、そのいずれの分野の基礎には「人間」の存在があることは言うまでも無く、特に昨今の日本の社会や政治を巡る状況を鑑みると、その存在の重要性を再認識する、素晴らしい機会になったのではないかと考えています。
なお、この講演会の詳細については、大学宗教教育センター発行の「告知板」(2013年10月号、vol.352)に松田和憲先生が講演会報告の記事を執筆されておりますので、そちらもあわせてご覧いただければと思います。