2017年6月1日(木),応用化学セミナーにおいて,実験計画法の講義が行われました。応用化学セミナーは,本学における社会人基礎力養成に関する科目です。実験計画法の講師として山田忠昭先生(神戸製鋼,(株)野毛電気工業を歴任)をお招きました。
前半では,山田先生のこれまでの経歴を通して友人を作ることの大切さ,友人と一緒に旅をすることで,人生観の異なる話を聞け,改めて自分を見直すことで仕事に活かせるお話を聞きました。後半では,統計手法(分散分析法,直列配列法等)に関して演習を通して,山田先生自ら詳細に計算して,説明してくださいました。
すでに技術は高度化しており,膨大な開発費用が必要な反面,グローバル化により製品の寿命は短いです。そのためにも,製品開発の効率化は必要不可欠です。実験計画法を通して,いかに少ない実験数で効率よく有効なデータを得る,さらに得られたデータに意味があるかの判断基準を学ぶ必要があります。本日の講義を通して,実験計画法(統計手法)という方法を知り,受講した学生が社会に出て必要性が生じた際に,自らで学びなおす一助になれば幸いですと山田先生自身も授業内でおっしゃっていました。