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第23回理工学部、建築・環境学部教養学会ミニ講演会 (理科系学生のための英語講演会)How Do Humans Communicate with Speech Sounds?: Mechanism of Human Voice Production

          第23回理工学部、建築・環境学部教養学会ミニ講演会(理科系学生のための英語講演会)
               How Do Humans Communicate with Speech Sounds?:
                  Mechanism of Human Voice Production

                                   講師:常葉大学外国語学部英米語学科
                                               本沢 彩


 人間がどのように言語音声を発するのかという言語音声の生成のメカニズムは理系の学生にも文系の学生にも共に大変興味深い科学的トピックである。理工学部、建築・環境学部教養学会では、10月29日に常葉大学専任講師で関東学院大学文学博士、本沢彩氏を講師として、昨年に引き続き、同名のタイトルによる2回目の英語講演会を開催した。氏の英語音声学、英語音声教育を専門分野とする立場から、人間がどのように言語音声を発するのかというテーマについて調音音声学の観点からの講義が行われた。昨年の講演会では声道を楽器のように見なす音響音声学の基本的な言語音声の生成の分析が紹介されたが、今年度においては声帯の振動のサイクル、口と鼻のプロセスにおける軟口蓋の機能の仕方など、重要な点に関してはより具体的な説明が施された。以下は当日の講演内容。

1. What is “speech sound”?
言語音声は挨拶やおしゃべり、テレビ番組、ユーチューブなど日常生活にあふれているが、すべての音声が言語音声ではなく意思疎通に用いられる音声のみが言語音声である。従って、例えばあくびの音や痛みを感じた時の発生などは言語音声とは見做されない。

2. Four processes of speech sound production
4つのプロセスに従って私たちの音声は作られる。第一番目のプロセスは呼吸器系で起こる気流プロセスと呼ばれ、肺の中の空気が用いられる。第二番目のプロセスは喉頭で生じる発声プロセスで、肺からの空気が声帯を通り振動と音を作るプロセスである。首のまわり手を当てて「アー」という発生をすると振動を感じることが出来るが、これが発声プロセスである。第三番目のプロセスは口と鼻のプロセスで、最後のプロセスは調音プロセスである。「アイウエオ」の母音の音質の相違などは調音プロセスにおいて作られる。呼吸器系は喉頭、気管支、肺、肋骨、横隔膜からなるが、言語音声の生成には、喉頭が最も重要な役割を果たしている。

3. Speech Filter Theory
上記のような理論のモデルは1960年台にスウェーデンの科学者でありエンジニアであるGunnar Fantにより提唱され、共鳴に基づくこの理論は線形音源フィルタ理論と呼ばれる。


(https://en.wikipedia.org/wiki/Gunnar_Fant)

4.当日の聴講者よりの質問
Q. My text says, “The most usual source of energy is an air current from the lungs.”
 My question is whether there are any other sources of energy for speech sounds.
Q. Does the Adam’s apple have any effect on speech production? If it does, what kind of effect is it?
Q. Is the size of the vocal cords different among people?
Q. Motozawa-sensei, you explained that in the Linear Source-Filter Theory, the human vocal tract can be reinterpreted as a closed tube, which is straight and not curved. My question is whether the sound quality does not change depending on whether the “tube” is curved or straight, especially when we consider the fact that some musical instruments have a curved instead of a straight shape.


                                        2018年 10月29日(月)開催

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