【専門分野】
高電圧工学/電気絶縁材料
電磁気学I・IIは、本学科の基礎となる重要な学問で、現在の電気電子情報工学各分野の技術は、この電磁気学を応用して進歩・発展している。1年秋学期は、電磁気学Iとして電界を学習し、2年春学期は、電磁気学IIとして磁界を学習する。
電磁気学において学んだ電界・磁界は、イギリスの物理学者マクスウェルによって数学的にまとめられ、体系化されている。応用電磁気学及び電磁気学IIIでは、主に電磁波を学習し、最終的には、マクスウェルの電磁方程式が導けるようにする。
気体・液体・固体を問わず、誘電体・絶縁体に高電界が印加された場合に発生する絶縁破壊現象の解析を行っている。特に、電力ケーブル中において水と高電界が共存した場合に発生する水トリー劣化現象やトリーイング破壊と呼ばれる固体絶縁物(プラスチック材料)の劣化現象に興味を持ち、研究を行っている。また、電力ケーブルの接合部を模擬した数値シミュレーションを行い、複合絶縁体の境界面における絶縁劣化現象の解析もあわせて行っている。
若い諸君は軽視しがちですが、一番大事なことは「健康であること」だと思います。学生時代は夜更かし等で生活が不規則になりやすいので、十分に自己管理をして下さい。