教員紹介

濵上 寿一

  • 応

【専門分野】
無機材料化学

学部担当教科

無機化学I、無機化学II、無機化学実験、応用化学演習I、応用化学演習I(再)、理工学概論、卒業研究基礎II、卒業研究I、卒業研究II

hamagami@kanto-gakuin.ac.jp

無機化学I・II

無機化学は機能性無機物質・材料やデバイスを創製する上で必要となる合成プロセス、構造解析、計算化学、機能性評価などを学ぶためのベースと なるものであります。無機化学は周期表上のほとんどすべての元素を対象としています。この講義では、周期表の典型元素に焦点を絞り、各族の元 素の化学的な性質や化学反応式を用いた主な合成プロセスの理解、さらに理論化学に基づく計算過程の考え方について学習します。また、講義とあ わせて適宜演習を取り入れます。

無機化学実験

専門実験の一つとして、無機化学系の実験を行います。実験内容は、学生実験として重要かつ実施しやすいテーマを選択しています。具体的な実験 テーマには、塩酸の蒸留をはじめ、銅元素を含む単塩、複塩、錯塩の合成と評価や超伝導セラミックスの作製と評価などがあります。本実験を通し て、基礎的な無機材料の合成法ならびに評価法のテクニックを身に付けるとともに、合成プロセスの過程で起こる反応を化学反応式を用いて表すこ とを学習していきます。各実験が終了したら、実験内容を報告するためのレポート作成を行ってもらいます。なお、各実験テーマは、グループで 行ってもらいます。

主な研究分野

無機材料化学の知識と技術をベースとして、セラミックスを中心とした革新的無機機能性材料の創製と評価に関する研究開発を推進しています。も の作りには、できるだけ低温で、かつ大気圧雰囲気下で材料を合成するグリーンプロセスを適用して、材料の高機能化・高性能化を図っています。 センサや光触媒などの環境・エネルギー関連材料やアパタイトコーティングなどの生体関連材料の高機能化を実現するための研究を具体的に推進し ています。最近の代表的な研究成果としては、環境低負荷型なプロセスを用いて作製したパラジウム金属触媒担持多孔質チタニア薄膜が水素中で光 学的特性が変化する興味深い現象を見いだしました。この現象を積極的に利用した室温作動型オプティカル水素センサの実用化研究を精力的に行っ ています。

ひとこと

大学での生活は自由な時間がたくさんあります。”他人”と”過去”はどんなに自分が努力しても変えることはできませんが、”自分”と”未来” は変えることができます。本学を卒業・修了した後に自分自身が幸せになるための多くの武器を身につけてください。Let’s enjoy campus life!

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