教育・研究環境

自動車コース

研究紹介


■ 「曲がり穴」を自由に開けるには…

内山 光夫 研究室

 

 自動車部品の中には、アルミニウムやプラスチックなどから作られているものが数多くあります。それらの部品は、金型という金属製の型を用いて製造されますが、金型の温度管理を精密に行なわないと製品の品質や精度を保つことができません。そのため金型の内部には、冷却液を通す通路が複雑に設けられています。しかし、現在の技術ではまっすぐな通路しか加工できないため、金型の温度管理を十分に行なえません。そこで、求められているのが「曲がり穴」なのです。
 

 曲がり穴については従来からさまざまな研究が行われていますが、本研究では非常に簡単な構造で曲がり穴を開ける技術について開発を進めています。具体的には、図1のように柔軟性のある工具が曲がりたい方向に少し加工した後に、工具を押し入れていくと工具は加工された側に曲げられていきます。この動作を繰り返すことにより曲がり穴を加工するという考え方です。
 

c1 図1 曲がり穴の加工原理
 

 研究では実際の加工を行う前に、図2のように数値解析を行い最適な工具形状と加工条件を求めます。その結果加工できた曲がり穴が、図3に示した写真です。
 

c2   c3
図2 数値解析の結果   図3 曲がり穴の加工事例
 

 現在は、この曲がり穴の加工速度を向上させるため、公的研究資金(NEDO)の支援を受けて研究を進めています。

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